春吉省吾のブログ

物書き・春吉省吾のブログです。マスメディアに抗い、大手出版社のダブスタに辟易して一人出版社を営んでいます。おそらく、いや、世界で最もユニークな出版社だと自負しています。

壮大なスケールで描く時代小説「初音の裏殿」 VOL.80

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2021年令和3年、皆様、新年あけましておめでとうございます。
●壮大な構想の幕末時代小説「初音の裏殿」のシリーズ第1巻「怪物生成」を執筆している。
昨年当初から武漢発の新型コロナウィルスの蔓延に端を発し、WHOなど世界中の様々な組織腐敗や中国共産党の狂気の全体主義が明らかになった。更に今回のアメリカの大統領選挙によって、司法省、CIA、FBI、地方政府、裁判所、民主党はもとより共和党の議員達も不正や汚職の当事者である事が晒され始めた。金融界は全体主義的グローバリストが跋扈し、マスメディアやビックテックは偏向した報道規制を行ない、そこに中共の影がある。信じられないことがアメリカで起こっている。世界は激動期と言うような生やさしさでなく、カオス(混沌)となっている。民主党のバイデンが大統領になると、共和国アメリカを支配するディープステート ( deep state 「闇の政府」とも言われるが、要は国家を食い物にしている既得権益者)の存在は、永遠に闇に葬られてしまう。だからトランプに大統領になってほしいと言うのが、今回の選挙不正を口コミでようやく知った普通のアメリカ国民の大きなムーブメントだ。
このカオスの中で日本人は、あまりにノー天気だ。日本のメディアは肝心な事を一切報道しないから、「おかしいな」と思う感性すら喪失してしまった。そして多くの日本人は、「考えること自体が面倒くさい」と思っている。実に危険な兆候だ。
敗戦後75年、日本の教育は占領政策のもと歪められ、日本人の思想・思考回路も著しく矮小化してしまった。しかしそれが顕在化したのは戦後75年前からだが、その端緒は幕末から現在に至る明治期の165年前から、軽薄な形而上の思想が形成され、それが現在の日本人の発想の背景にある。ここを間違えてはいけない。
当然のことだが、幕末を扱う小説家も現在に至るまでその範疇から逃れられないでいる。

●壮大な構想の幕末時代小説「初音の裏殿」のシリーズ第1巻「怪物生成」を執筆している。
ほんの一握りの指導者の軽薄、怯懦、狭量、我欲が国家を分断させる事もある。過激な形而上の思考が、社会を混乱させることもある。
しかし、人間の社会は昨日よりも今日、明日の暮らしが少しでも良くなってほしいという形而下の現実生活の実感によって動いている。勤皇の志士が活躍し、倒幕によって明治が生まれたのが主要因ではない。主たる原因は、石高制から貨幣経済への移行期に、幕藩体制の既得権や不公正が様々に顕在化し、開国により諸外国との不平等な交易によって、物価が高騰して民衆の生活を逼迫したからだ。武士たらんとして戦った勤皇志士たちの行動がきっかけとなって、武士の時代は終わった。歴史のアイロニーである。我々はそういう歴史を冷静に判断できる認識者でなければならない。
高度成長期、日本人は、勝者の歴史として「明治維新」をことさらに賛美した。作家の司馬遼太郎氏など多くの文筆家の歴史観はそうである。しかし、時代は変わった。
問題は絶えず変化する部分と、たとえ死を賭しても変えてはならない本質的な部分がある。戦後75年自虐的な教育の為に、両者の結節点を正しく認識できなくなってしまった。
結果、我々日本人が本来持っていた思想が希薄になってしまった。あるいは殆どなくなってしまった。
私春吉省吾は、現在執筆中の「初音の裏殿」の中で、主人公宇良守金吾義聡を、その両者をはっきりと意識し行動する異能者、天才として描いている。

●壮大な構想の幕末時代小説「初音の裏殿」のシリーズ第1巻「怪物生成」を執筆している。
この物語は、全シリーズ読みきりで全10巻(場合によっては12巻)を計画している。
私はここまで主人公宇良守金吾義聡を取りまく物語の核になる人物、約50名の生年月日、没年月日を特定し、その出自、人間関係、身体的特徴、特技・性格などを決めた。祖父宇良守慎吾から金吾が活躍する120年間、実在した様々な人物達が絡んでくる。大変な作業だった。
数年かかってようやく作業を終えた。これが纏まれば広大な裾野を舞台にして、主人公宇良守金吾を縦横に動かすことが出来る。
第1巻は、原稿用紙で400枚ほどの中巻で、現在半分ほど書き進めている。
金吾の活躍するステージは、江戸、京、長崎、鹿児島・指宿、琉球、酒田、蝦夷、そして清国福州・上海と、禁制を犯してまでその活動は広がる。
また、主人公の血筋からその活動は、朝廷、公家をはじめ、薩摩藩長州藩大村藩長崎奉行、長崎地役人、豪商、将軍、旗本、大老・老中・幕閣と向き合っていく。今日の味方は明日の敵、時系列と共に、その相手は刻々と変化し、金吾は厳しい時空間を切り開いていく。

●壮大な構想の幕末時代小説「初音の裏殿」のシリーズ第1巻「怪物生成」を執筆している。
主人公の宇良守金吾は、高貴な血筋に生まれたが、母の顔を知らない。その立場を公家も大大名も、幕府も利用しようとし、あるいは抹殺しようと画策する。金吾はそれらの動きを逆手にとって、不毛の地に追いやられた宇良守藩旗本六千石の家臣と領民の暮らしを守る。
隠密裏に身分を変えた様々な配下のネットワークを駆使し、破天荒な策略を練り実行に移す。 更に欧米列強と、あるときは知能戦を仕掛け、時に協調し、金吾の信念を貫徹しようとする。
これまでの幕末小説は、例えば坂本龍馬西郷隆盛吉田松陰勝海舟新選組など、その主人公達は尊皇攘夷思想、あるいは薩長対幕府など国内の政争、人間関係を主とする物語であった。 それはそれで、かつての高度成長期の物語として、高い評価を得たのだが、時代は激変した。
幕末期、貿易・為替など不平等な開国政策によって、日本の民はどれ程疲弊していたかということに関し、日本の指導者達は全く無知であった。
「初音の裏殿」という小説を通して、その事情が次々と明らかになっていく。
例えば、坂本龍馬の志は素晴らしいが、列強政策の中での自分の立ち位置を知らなかったため、所詮イギリス東インド会社の出先、グラバーの御用聞きのような事をしていたに過ぎない。本来徳川幕府改革するためには、列強の中の「日本」立ち位置を考えなければならない。主人公の宇良守金吾は、異能とも言える天才で、自らの領地を改革しようと奔走する。
金吾にとって、天皇も幕府もなかった。列強と向かい合い、家臣と領民達の暮らしを守るために、経済金融の仕組み、貿易の仕組みを知り、蓄財を図り実践しなければ、領民経済が成り立たない。
幕末に名を馳せた人物の中で、貨幣金融、貿易為替制度の実態を知っていた人物は何人いたか。 小説の中で、金吾と一緒に、見山楼で学んだ幼なじみの小栗剛太郎、後の小栗忠順ただ一人であったかも知れない。シリーズの小説の核になる一人である。
さて、シリーズには様々なヒロイン達が登場する。それぞれに金吾とどのように関わってくるか、読者としてはもっとも興味のあるところだろうが、様々な女性の個性を描きる作家春吉省吾の自負にかけ、読者には十二分にお楽しみ頂ける事をお約束する。

●壮大な構想の幕末時代小説「初音の裏殿」のシリーズ第1巻「怪物生成」を執筆している。
春吉省吾の、四季四部作・歴史時代小説「春のみなも」「夏の熾火」「秋の遠音」「冬の櫻」のシリーズ四作は昨年完結した。次のライフワーク「初音の裏殿」は、混沌とした世界に生きる日本人の新しい視座を形成すべく、主人公宇良守金吾の言動、行動に託し、私自身祈るような気持ちで執筆している。世界が、汚辱にまみれてしまったカオスの今、大きな拡がりを持つ時代小説「初音の裏殿」シリーズを楽しんで、それぞれに思考してほしい。
周囲がはらはらするような異才を発揮し、時代の先を読み、困難を切り開いていく金吾、相手を引き込み魅了する。命を賭して心酔する金吾の周囲を固める家臣や配下の集団、ひたむきに純粋に金吾を愛する女性達。彼等の生き方をじっくりと楽しみ、それをがっちりと受け止める壮大な哲理を持ち、実践する金吾の活躍に没入してほしい。
混沌を生きる日本人の日本人のための時代小説のシリーズ「初音の裏殿」をお楽しみに。
                  .2021.1.1                             春吉省吾ⓒ

 

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覚醒せよ 日本の民! VOL.79

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●2020.2.5(AFP) アメリカ下院でトランプ大統領の一般教書演説後、下院議長・民主党ペロシ氏が原稿を破るパフォーマンス。なんと激しく下品なことか。

アメリカメディア・この相関図この図を見ると、ウ~ンと唸ってしまう。

アーミッシュ ●2020.11.3.アーミッシュ大統領選挙投票所へ向かう。

●2020.12.12(EpochTimes) WashingtonDCトランプ応援デモ。 

 

●令和2年12月9日からこの文章を書き始め、14日になった。ここ半年、武漢由来のコロナウイルスアメリカの大統領選選挙を追いかけ、私の出来る範囲で、世界中の「情報」を収拾してきたつもりだ。そのどちらも、我々日本人として、自分自身や子孫の将来に直接関わる本質的な問題が内在しているからだ。
しかし、私のタイトルを見ても、殆どのかたは半信半疑だろうと思う。まあ、読んで頂くとその問題の深さが判るはずだ。
両者の情報はいずれも、殆どの日本人は、日本のテレビ・新聞、全てのマスメディアの偏頗な情報に汚染され、何が起こっているか判らなくなっている。
「日本人が、アメリカ大統領の事に関心を持ってどうする」あるいは「新型コロナ(COVID-19)の論文を追いかけてどうする」という批判がある。しかし、広いフィールドで眺めると、「独善と狭量」に陥ったインテリ痴呆症達によって、日本は待ったなしの岐路に立たされていると判る。 現在起こっている事象を危機と思わず、平和ボケしていると我々が大きなツケを払わされ、退路を断たれてしまう。我々の今の現状は、そういう危うい状況なのだ。


●先ず、コロナ禍については、今以て正しい情報が開示されていない。湖北省武漢研究所から、何らかの原因によって発生したこのウイルスを、中国共産党政府は隠蔽したまま、この先絶対に検証はしない。もしも3ヶ月早く、習近平が手を打っていたら、世界はこうなっていなかった。その後の中国共産党政府の一連の行動、マスク外交、ワクチン外交など、自ら起こしたウイルス禍を武器に不埒な戦略をとり続け、覇権を目論む実に卑怯な戦略を看過してはいけない。
その新型コロナの感染を測定するPCR検査方法は、体液を取り出し、DNAとRNAプロテイン中からRNAのみを取り除き、プライマーによってコロナウイルスを検出する方法(説明は専門的で数十枚になるので省略)だが、ウイルスそのものの分離と純粋性を満たしていない。つまり「コッホの原則」を満たしていないのだが、ドイツのドロステン(Chistian Drosten)博士が、不完全なまま新型コロナウイルス・テストを発表した。WHOはその信頼性を確かめもせずに世界に推奨した。WHOにもテドロス(Tedros)のような人物でなく、優秀な指導者がいるはずだが……。
PCR法を見つけたアメリカの生化学者・ノーベル賞受賞者マリス(Karry Mullis)博士は、この方法を新型コロナ感染測定に応用することには否定的だ。そのマリス博士の言葉、
新型コロナウイルスの検査が陽性になるか陰性になるかは偶然の産物だよ」。
世界はもとより、日本中の事の本質を知らないおバカさん達が、「PCRPCR」と騒いでいるが、PCR検査法が不完全と知らずに「PCRは国民全員に受けさせるべきだ」というに至っては、頭の程度が猿以下と言うほかはない。(私はPCR検査法を全面否定していないので念のため)


●新型コロナ対処法は、免疫力を高めるために、休養を十分に取り、それぞれに自己防衛するしか方法はない。ワクチンが感染を抑えるとして世界中が浮き足立っているが、このワクチンは世界で初めて採用される遺伝子組み換えDNAを応用したワクチンだ。人類にとって未知のワクチンで、遺伝子にどう影響するか判らない。だから、10年・20年の未来があり、この先子供を産むような世代は、どのような影響があるかわからない。壮大な人体実験をされているようなものだ。だから、ワクチンを打つのは、自己完結する年寄りには勧めるが、将来を担う方々は摂取しないのがいいと言うのが私の持論だ。
私は、近しい人やブログを通して、今年の2月から言っていたことだが、インフルエンザと、新型コロナと大きな相違点は重症者の数である。これら重症者がHCU(高度治療室)やICU(集中治療室)を占拠してしまうと、他の医療に支障をきたす。第一線で働いている医師、看護師の方々の負荷は長期にわたり、疲労が重なり感染が増加する。緊急政策として、これら専門要員の給与を倍にするなり、志願する医師・看護師達には特別助成金を出したうえで専門スタッフを育成し、重症者の専門病棟を行政で買い上げるなどの施策が必要であった。素人の私が騒いでから、もう10ヶ月も経っている。国民の命を最優先に考えるならば、医師会も専門家会議も「三密」「外出制限」とのたまう前に、やるべき事をやってほしかった。私は、過去のブログでも「三密」ではなく「四離」と申し上げている。特に東京都の小池百合子知事の無責任にはあきれるばかりだ。逃げるな。


●GO TO ○○については、これも利権かとうんざりしているが、今回の第三波といわれるものとの関連性に疑問を感じる。11月の半ばから外国人の入国が緩和されたが、今回の国内陽性者(マスコミは感染者と表記しているがそうではない)増加数は、むしろそれと相関関係があるように思う。東京・大阪・名古屋・札幌などの増加はこれを物語っている。
あと2~3週間ほど我慢して、外国人の入国制限を厳しくしていれば、今回の拡がりはなかった。国内感染者が十分に落ち着かない中途半端な中で、海外からの入国を緩くしたために、新たに変異したウイルスが、今の爆発感染を引き起こしていると私は思っている。ウイルスが明らかに変異して、感染力が強まっているようだ。
入国規制を緩和したのは経団連や、親中派議員達の圧力に負けたことと、どうしても「東京オリンピック」を実施したいという圧力要因があったからだ。
IOCロサンゼルスオリンピックから、完全に利益団体になり、マスメディア、その代理店、フィクサーなどを絡めて大きな利権が動く。日本のコロナ対策は、「東京オリンピック」を何としても実施したいが為、政治的な駆け引きをした。そのためコロナ対策は全て後手に回り、現在に至った。関係者は、オリンピックをダシにして、国民の生命と安全を脅かている。何の為のオリンピックだ。IOCの理念は形ばかりで、彼等のやっていることは「胴元」のそれで、どんな場合で損することはない絶対権限を持つ。トーマス・バッハ(Thomas Bach)はぎりぎりのところで責任を負うような発言は決してしない。いい加減に判れよ。
もはや日本の関係者は、時間的タイミングを見計らって、「交渉したがどうにも…」というか、「万一コロナが収束すれば、実施できるかも」という神頼みかで、そこには、責任を負う「意志」はさらさらない。いわば勇気ある損切りが出来ない、「インテリ痴呆症」に落ちてしまった。


●出場する為に命をかけているアスリートの方々には大変申し訳ないが、日本人の代表としてこれらをしっかりと認識してもらいたい。世界中、出場選手の予選会の目処も立たない状況で、強行突破はオリンピック精神の根本を踏みにじることではないか。
重ねて言う。日本政府・東京都・JOCとそれに関わる利益団体は、何としても「2020東京オリンピックパラリンピック」をやりたいのだ。その時期を見計らったように、中国の王毅外相が来日した。欧米での失言挽回のため、新型コロナの責任を糊塗するために、日本とバーター取引をした。世界的に孤立している中国共産党は、国威高揚コロナ完全制服と世界に宣言するため「2022冬のオリンピック」を開催したいのだ。東京オリンピックが中止になれば、半年後の実施が難しくなる。王毅は中央委員会での政治生命を懸けて日本側の隙を突き、あろうことか沖縄県尖閣諸島の領有権を一方的に主張した。しかし茂木敏充外相は即座に反論することができなかった。「インテリ痴呆症」ここに極まれりだ。外交になっていない。完敗だ。


●戦後75年の間違った教育制度で、日本は狂ってしまった。敗戦後、GHQ管理下の統治方針によって、日本の戦争責任を前面に押し出した「自虐的歴史教育」が行われ、それは現在も続いている。
支那事変から太平洋戦争に至り敗戦に至った経緯を、明治・大正・昭和の思想的背景も踏まえて、冷静で科学的な歴史的資料の精査が必要であった。同時に世界、アジアの中の日本の地勢も考慮しなければならなかった。
それは「日本人とは何なのか」「世界の中の日本人」という検証である。それが行われず現在に至っているから、かくも美しい国土に住んでいながら、その精神は荒廃し、デラシネの民となってしまった。
かく言う私も40年前はその犠牲者だった。そこから覚醒するには、意志を持って学ばなければその呪縛は解けない。現在の学校教育では、決して教えてくれないからだ。詳しくは「Double Standard」(日本壊滅)で論考する。推理小説を読むような感覚で読んで貰えるように執筆中だ。
世界のあらゆる事象は、「因果律」によって連綿と続いている。一切のものは様々な原因から生じた結果である。
日本の歴史を振りかえると、自国内、自国民だけでは、その因果律を大きく変えられない。それを大きく変えるのは全て「外圧」だ。現在、その外圧は中国であり、アメリカである。詳しくは「Double Standard」(日本壊滅)で解説する。


●その外圧の当事者のひとつであるアメリカは今、建国以来大きな危機を迎えている。今から159年前の1861年から1865年の5年間、共和党リンカーン大統領のもと、国内を二分した南北戦争(The Civil War )と同じ状況、いやそれ以上の事が起こっている。
アメリカは、クリントン(民主党)・ブッシュ(共和党)・オバマ(民主党)の時代、およそ24年間、中国共産党の巧みな戦略により、金づくで汚染されてしまった。特にオバマ大統領、バイデン副大統領の時代に、グローバリズムの旗印のもと、ウォール街、主要マスコミ、ハリウッド、有名大学の多くが中国共産党に知らぬ間に「洗脳」されてしまった。
中国共産党は、アヘン戦争以来、屈辱的な領土割愛に甘んじてきたという歴史認識で、中国国民の愛国心中華思想を鼓舞しながら、領土拡大と資本主義国のリーダーアメリカの国家体制を崩すため、どのように共産主義を浸透させようかと、虎視眈々と狙っていた。力を撓めてじっと耐え、その目鼻が付くや、あらゆる方策を駆使して全米に浸透させた。
例えば、中国国営新聞の英語版「チャイナ・デイリー」紙は、過去十数年以上、プロパガンダ目的で米国の出版物、新聞の折込や、記事の一部などを利用し、その思想をアメリカ人の日常生活を通して「洗脳」している。WashingtonPostの新聞紙に、「チャイナ・デイリー」紙が一緒に挟み込まれてくるのだ。日経新聞に「赤旗」や「公明新聞」がさらりと入ってくるようなものだ。 かつてはまともな主張をしていたオールドメディアの新聞が、購読者減少に負け、金のためにプライドを売ったのだ。


民主党ウイルソン(Thomas Woodrow Wilson)28代大統領の時(1913~1921)に、アメリカの中央銀行に当たるFRB連邦準備制度理事会が設立された。株主はモルガンとロックフェラーのチェースマンハッタンを除いて、すべてロスチャイルド投資銀行で、政府が1%の株式も持ってないという実に不思議な組織なのだ。
ウォール街は、ロスチャイルド家ロックフェラー財団が牛耳っていて、あるときは協調し、姻戚関係を持ち、あるときは利権を巡って戦うという不思議な関係である。(詳細は「Double Standard」(日本壊滅)で論考する)
グローバリズムによって、その資金はウォール街に入り込む。中国で生まれた巨額のマネーも、アラブのオイルマネーも、さらにグローバリストの俄成金のマイクロソフトGoogleFacebookTwitterなどの創業者・経営者が投資をし、そこにジョージ・ソロスなどの金融禿鷹軍団も錬金術に参加する。今まで隠れて資金提供していたソロスは、オープンソサエティ財団を通してBLM運動に2億2000万ドル(220億円)を投入すると発表した。民主党がなんと言おうと、日本のNHKが黒人権団体と称しても、ただの黒人至上主義のBLM運動にである。
ちなみにソロスは、1992年のポンド危機に際して10億ドル(約1140億円)以上の利益を得たことで、「イングランド銀行を潰した男」の異名を取る。
先のアメリカ大統領選挙でトランプ氏勝利の株式相場急騰を読み損ね、10億ドル近い損失を出した。過激派活動家に資金援助は勿論、極左勢力を大統領にするためにトランプを追い落とす為には手段を選ばない。今回の大統領選挙不正を糾弾しようとしているトランプ弁護団のリーダー、元ニューヨーク市ジュリアーニ(Giuliani)が、黒幕として最も恐れる男である。


民主党建党の時から、国家という枠組みが邪魔なグローバリズム達、ロックフェラーなどの裕福な金融資本家が、ウォール街・金融市場を統治している。要はウォール街(金融資本市場の総元締め)そのものが民主党の豊富な資金源である。知られている、民主党の支持者の億万長者は、みな知るところだが、ビル・ゲイツ(マイクロソフト)、ブルームバーグ(金融通信社)、ザッカーバーグ(FACEBOOK)、ジェフ・ベゾス(アマゾン)などである。
富裕層の民主党のグローバリストの資金と、中国共産党の資金もウォール街に集まる。中国経済共和党のトランプによって圧迫制限されると彼等にとっては大変困ることになる。
アメリカ民主党グローバリストと中国共産党の共通の敵はトランプなのだ。4年前、トランプを甘く見たヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)民主党候補は敗れたが、この2020年の大統領選挙では、何としてもトランプの再選を阻止しなければならなかった。オバマが仕掛けたロシア疑惑による弾劾を潜り抜けたトランプによって「オバマゲート」や「バイデンの不正事件」などが暴かれてはオバマはもとより民主党が壊滅する。トランプ嫌いの主要メディア、グローバル金融資本、更には利害が一致した中国共産党も巻き込んで、徹底してトランプを落選させようと大量の資金をつぎ込み、画策した。バイデン候補は所詮使い捨てのコマなのだ。


アメリカ民主党の支持層の多くはアメリカへ移民してきた貧困層と黒人層だ。民主党政権下で、グローバル政策により移民を増やすと、その結果景気が悪くなるが、民主党として彼等への救済政策を拡大すれば、集票拡大マシーンとなる。民主党の富裕層の資金をもとに、貧困層に手厚くして支持者を増やすのだ。民主党は、富裕層と貧困層の二極分化した不思議な政党である。
メキシコ国境に壁を作るようなトランプが大統領になっては、民主党の集票層が増えないのだ。
トランプの支持者は、グローバリズムで職を失い、増え続ける移民に既得権を侵された白人中間層だ。アメリカを強く意識し、国旗と国歌に象徴される「憲法」に従順な国民である。
今この両極のぶつかり合いがアメリカを二分し、南北戦争以来の激動が起きている。更に厄介なのは、この時とばかり牙を剥き出しに、アメリカを分裂させようとしている中国共産党だ。
FBI、CIA、司法省や、共和党員の各州知事、州議員なども、オバマ政権時代からチャイナマネーに汚染されてしまい現在に至っている。このままでは合衆国憲法を遵守する民主主義アメリカがアメリカでなくなるという、ポンペオ(Pompeo)国務長官の行動に現れている。彼が合衆国憲法を犯す陰には中共があると、徹底して批判しているのはこういう背景があるのだ。
アメリカの指導者層が、左傾化社会主義化したという言葉の使い方は、実は正しくない。
はっきり言うと、チャイナマネーの威力で汚染されてしまったのだ。例えば、ハーバード大学の殆どの教授が研究助成金という名の下に親中共となった。孔子を愚弄するのも甚だしい「孔子学院」という中共思想の思想洗脳の刷り込みによって、アメリカの若いインテリ達は、社会主義共産主義に対して高い評価をしている。中国共産党の長い間の秘密活動・教育の成果である。
ポンペオが、「孔子学院」の閉鎖を命ずるのもこのような背景がある。拙著「言挙げぞする」で「孔子学院」について触れたが、果たして日本の「インテリ痴呆症」の方々は、何処まで深く認識されているのだろう。


●リベラルという響きは良い。しかし、アメリカのインテリ達はその言葉を上手に使ってカモフラージュしている。
例えば、米CBSの深夜トーク番組「The Late Show 」で司会を務めるコメディアンのスティーブン・コルベア(Stephen Tyrone Colbert)は、4年前、番組を使って民主党クリントンを全面的に応援した。しかしトランプが勝った。その遺恨を持ち続け、今も反トランプのコメディを披露する。気持ち悪くて、笑えない。
またNBCマイクロソフトが共同で設立した MSNBCの「The Last Word」と言うニュースショーでローレンス・オドネル(Lawrence O'Donnell)が12月9日、「Court ‘Crushed’ Trump」( 最高裁判所に押しつぶされたトランプ陣営)と浅い報道をしていた。トランプは未だ負けていない。
思うに、耳障りのいい「リベラリズム」という言葉の本質に流れる意味は、伝統、共同体、宗教などの文化的、道徳的な要素を認めない、個人の選択を守る思想である。そこが問題なのだ。
狭量なリベラリズムは、他の意見を持つリベラリズムを許さない。ここに自己矛盾が起こる。自らの正義を押し通すと、些細な文化的・道徳的な要素も一切認めない独善的な思考に陥り、遂には相手を認めず、過激な共産主義全体主義者となり、ファシストとなってしまう。本人はその愚に気がつかない。まあ日本の「左派」と言われる方々もこういう人達だ。
米人種差別反対運動Black Lives Matter、BLM「黒人の命を大切に」の共同創設者、パトリッセ・カラーズ(Patrisse Cullors)は11月7日、大統領選の民主党候補のバイデン氏らに対して書簡を送った。書簡のなかで、バイデン氏との面会を求め、同組織がバイデン陣営に「6000万票」をもたらしたとし、「見返りがほしい」と要求した。ソロスから潤沢に資金が流れているというのに、もっとお金が欲しいらしい。
アメリカの主要メディアでは一切報道しないが、中国で大量の偽投票用紙がすられている動画がアップされた。この何百万枚という投票用紙が、カナダ、メキシコ国境から密輸されたという。不正な郵便投票、集票マシーナンのソフトウエアによって、トランプの票がいきなり、バイデンに変換する事も、中国共産党が関わっているという。やりたい放題だ。国家反逆行為だ。国の安全保障当局はこんな大がかりな不正を知らないはずはない。中共マネーに侵されているのか。


●今回の大統領選挙では、アメリカのマスメディアは「反トランプ」として、バイデン候補のスキャンダルを遮蔽し、BLM活動家やアンテファの活動を持ち上げた。何も知らないアメリカ国民は情報が一切遮断され、フィルターが掛けられ、知るべき情報が得られなかった。
これではお手上げである。マスメディアの行為は、まさに民主主義の否定、集団主義を自ら掲げるアジテーターになってしまった。
2020年11月5日、トランプ大統領ホワイトハウスで声明を発表し、正当な票を守り、選挙の不正行為を許してはならないと強調した。ところが、スピーチの生中継を行っていた主要メディア3社(ABC、NBCCBS)は、一方的に中継を中断した。都合の悪い報道は隠蔽するという、まさにメディアのファシストである。
ソーシャルメディアとして、閲覧者を制限しないオープン・サービスをする筈のYouTube、FACE BOOK 、Twitterなどが勝手に投稿制限、投稿削除をはじめた。
Google傘下のYouTubeは12月9日(現地時間)、各州が大統領選の結果を認定する期限である8日を過ぎ、ジョー・バイデン氏の当選が確認できたとし、選挙結果について人々の誤解を招くようなコンテンツの削除を開始したと発表した。
未だ決まっていないのを、勝手に決めつけるのだから、その行為は中国共産党全体主義と変わらない。民主主義の危機である。このままではデジタル全体主義となってしまう。


●これら一連の大統領選挙について、主要メデイアから何も知らされていなかった、アメリカ国民達は、ようやくそれに気づき立ち上がった。そのピークは2020年12月12日正午首都 ワシントンD.C.で大規模なトランプ支持集会やデモ進行が行われた。「Stop the Steal 」(盗むのを止めろ)「これが最後の戦いだ、米国を救わねばならない」と声を上げた。
これについて「Wikipedia」の英語版では「右翼の陰謀論」としている。しかし、11月14日、12月12日のデモの様子をライブで見るにつけ、凄い熱気を感じられたし、規律のある集会だと思えた。両デモの参加者は、50万以上の人達が集まったと思う。(日本のNHKは1万人とアナウンスした。我々はお金を払って「フェイクニュース」を見させられているのか……。ワシントン支局の記者達は現場に出て取材をしないのか)


●今回の大統領選挙当日で、とても印象に残った映像がアップされた。ペンシルベニア州ランカスター郡のアーミッシュ達が、トランプ現大統領の応援旗で飾られた馬車に乗って投票所に向かう映像である。「アーミッシュ」とはドイツ系移民のキリスト教プロテスタントの一派で、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。滅多に選挙投票などしないこの集団が、今回トランプのために行動したのだ。
かつて「刑事ジョン・ブック 目撃者」(主演はハリソン・フォード、ケリー・マクギリス)という映画をご記憶の方もいるだろう。アーミッシュ達が暮らす村が舞台だ。
私はその動画を見たとき、間違いなくトランプが勝ったなと思った。郵便投票というトランプにとって不利な条件でも、世論調査がいかにバイデン有利であろうと、私はトランプが大統領選挙に勝つと思った。コロナに感染し、立ち直ったトランプの遊説演説をライブで見たが、「これがアメリカ」だと思った。不撓の意志を持つ凄い男だと思った。多くのアメリカ国民は、トランプが好きなのだが、彼等が立ち上がったのはトランプが「アメリ憲法」を守ると宣言し、不退転の覚悟で戦っている姿に共感したのだと思う。 "Drain the Swamp in Washington DC" (Washingtonの汚い水を抜け)とは、憲法を守る普通のアメリカ国民の総意だと思いたい。


●考えられないような不正選挙が行われ、未だに大統領選挙の決着はどうやら来年に持ち越されそうだが、中国共産党の影をそのまま残したままで、バイデンが大統領になると、様々な疑惑が闇の中に葬られて、アメリカは内部から腐ってアメリカでなくなる。
翻って我々日本の実情は、アメリカの大手メディア、通信社からの情報を何の検証もせずに、そのままスルーして、我々国民に情報を流すだけのNHKを始め、殆どのマスメディアは、メディアとしての責任を自ら放棄した。アメリカは確かに、マスメディアは腐ってしまったが、それに対抗するメディアも頑張っている。しかし、日本には、その覇気もない。
6章59条からなる「放送法」、「日刊新聞紙法」によって過剰に保護された日本のマスメディア。 特権意識だけ自己増長し、腐敗してしまった。
目の前に迫った危機を回避するには、今の危機をとりあえず回避しなければならない。アメリカのトランプ頼みでは何とも悲しいが、やむを得ない。トランプ再選の4年間に、対中国戦略を本気で立てないと、日本は更に中共に蹂躙されてしまう。万一、バイデン政権になったら、その危機は加速度的に増大する。戦後75年間にわたる誤った教育による、優柔不断、意志のなさで、日本は悲しいかな、全体主義国家・中共の「日本省」になってしまう。
日本の為政者、官僚は、政党・多くの利益団体、企業は、目先の「銭」のために魂まで抜かれてしまった。見渡したところトランプのように"Drain the Swamp in Nagata-chou(永田町)"と堂々と意志表示する政治家はいない。


●本当の敵は、だんまりを決め込む、内なる敵である。今のままで良いのか、欲にまみれたまま、日本が朽ちていいのか。平和ボケ、意志決定の先延ばしは止めるが良い。
乃木希典将軍の漢詩に「凱旋」がある。日露戦争に第三軍司令官として満州に出征し、旅順攻略にわが子をはじめ沢山の部下を死なせた。凱旋する時に乃木将軍が断腸の思いで作った詩である。
その一行にこうある。「愧我何顏看父老」(愧ず 我何の顏あって 父老に看えん)
〈幸い、勝利をおさめて凱旋することになったが、多数の将兵を死なせた自分は、故国で待つ兵士の父老に対して、どの顔をさげて会うことが出来るだろうか〉という、痛恨の詩の一行である。
日本に生を受け、今を生きている我々は、この様なていたらくで良いのか、多くの血を流し、屈辱に耐え、日本を守ってきた先達に、我々は果たして胸を張って今の現状を誇れるか。
我々の子や、その子孫に対し、「何のかんばせあって、日本人たり得るや」と慚愧の思いである。
私は物書きとして、もはやこの先、やれるべき事はたかが知れている。しかし、私なりに学んだ「事の本質」とは何かを、この先も命ある限り追求し、伝えていきたいと思っている。
              2020年12月16日  春吉省吾ⓒ

 

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「インテリ認知症」が世界を日本を覆う。「永別了香港」を読んで「世界」を考えよう。VOL.78

 

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●30年前、香港は世界で最も携帯の利用者が多かった。●1989年5月27日、香港のハッピー・バレー競馬場。天安門事件の8日前。テレサテン。●2019年香港ビクトリアパーク。このデモと熱気は二度と見られない。

世界は汚辱にまみれている。ひどいものだ。我々はその中で全く無防備で生きている。
情報は遮断され、利益享受者に都合良く切り取られている。グローバリズムの欠陥につけ込んで、国際金融資本を操り、あっという間に巨大IT企業にのし上がった一握りの巨大な組織によって、我々の生活は乗っ取られてしまった。アマゾン(創業者ジェフ・ベゾスワシントン・ポストを買収)とグーグル(YouTubeも傘下にある)の保持するビックデータは世界を席巻し、現在のところ全く太刀打ちできない。
また14億人の国民を全てITデータで支配しようとしている中国共産党。これら中国共産党ウォール街を中心とした国際金融資本は、利益共通・親和性がある。
アメリカにおいて、グローバリズムを標榜する国際金融資本を操るのは、殆どが民主党に資金提供するインテリ達だ。しかし彼等は、自分たちが世界を動かせると勘違いしたことから「認知症」が始まった。
認知症とは、特定の病名ではなく、記憶などの情報をつなぎ合わせて適切に判断することができなくなっている状態である。
彼等は金儲けという「一能」に関しては、優秀で優れた頭を持つが、それは総合的に人間として優れた人間である事とは全く別物だ。
彼等に物事の本質を総合的に考え判断するような能力はない。そこを勘違いして、舞い上がり遂には「インテリ認知症」に陥った。「インテリ認知症」とは、春吉省吾の造語である。商標登録しようか……。

上記のように、「インテリ認知症」達は、その頭に知識は詰まっていても、それを総合的に結びつけ自分で考え、知恵として、人のために役立てるという、一番大切な事が出来ない。様々な「○○財団」などの研究・慈善団体を創設するが、利益は自分のところへ何十倍にもなって還元される。
さらに悲しいことは、日本のインテリは「インテリ認知症」にもなっていない、「問題外」のその外だ。「アホチャイマンネン・パーデンネン」だ。
遮断された情報を何の検証もせずに、浅い思考で、体系的に物事を見ずに結論づけてしまうのだから、そうなるのは当たり前。
偏頗な情報に基づいた教育を受け続けると、知識はあっても総合的にそれらを結びつけ自分で考える能力を持てない「認知症」に陥る。「浅知恵」の彼等は、妙な意地とプライドが邪魔し、自分と反対の意見を受け付けない。あらゆる陰険な狡知を用いて、相手を罵倒し、言論の場を塞ぎ、自分を正当化しようとする。これが昂じると精神異常行動者になる。
グローバリズムと「IT革命」の波に乗り、僥倖にも財力を得、あるいは情報を操作できる立場になると、例えば、地球温暖化対策や人種差別の解消などというスローガンのもと、民主主義の皮を被った独裁主義・全体主義者になってしまう。
人間の社会は残念ながらそういう人間達が仕切っている。「トム・ソーヤーの冒険」の著者、アメリカの作家、マーク・トウェインは「歴史は韻を踏む」と言った。このままでは同じ事が必ず繰り返される。
これら、「インテリ認知症」達に対抗するためには、事の本質は何かと学ばないと、貴方は、社会の動きに翻弄され続けて、短いその一生を終えてしまう。
歴史から、事の本質は何かと学ぶこと、そのシステムを学ぶことは、自己を守ることでもある。来年上梓する「Double Standard」(日本壊滅)で、具体的な事項を採りあげ、事の本質はなにかと、徹底的に掘り下げ論考し「解」を探りたい。推理小説を読むような感覚で読んで貰えるように構想執筆している。
それにしても日本の官僚、政治家、財界、学者、マスコミの方々はあまりにノー天気だ。日本人の立ち位置を考える時、反日を国家政策としている中国共産党の支配する「中華人民共和国」、朝鮮半島の「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」が、隣国という厳しい立場にいることを忘れてはいけない。同時に日本人たることを忘れて、日本を売る「インテリ認知症」の輩を許してはいけない。
本来「日本国民」はどう生きて、どうあるべきか。「儒教、仏教、道教、原初神道」などをベースに、「Double Standard」(日本壊滅)では、宗教、哲学、歴史の原典・古典をベースに、経済、科学の新理論なども新たに付加し、私なりの覚悟を記載する。

今、私が興味を持っている事項は、武漢由来の「新型コロナウイルス」とアメリカ大統領選挙である。いずれも百年か2百年に一度の出来事だ。我々日本人にとっても、直接生死に関わる事なのだ。大げさでないことはいずれわかるが、知れ渡った時には、万事休すと臍をかむことになる。
日本のマスメディアは、この二つについて、いずれも偏頗な情報で、私の皮膚感覚が全く納得しなかった。
今年の初めから、私は様々な事象を集めて、総合的に考えることにした。
例えば新型コロナに関しては、日本をはじめ、欧米の学者の意見や論文をあさった。未知のウイルスなのでいろいろな意見があって当然なのだが、いつの間にか「異端」な意見は、YouTubeTwitterから削除された。
イギリスやドイツ、フランス、スウェーデンで生活している方々のYouTubeなどから現地の情報を得て私なりのロジックを構成した。不安ばかりを煽ったメディア報道を鵜呑みにしても「免疫力」は決してアップしないし、第一頭がコロナ禍になってしまう。手洗い、マスク、うがい、睡眠、運動はきちっと行い普通に生活することしか対策はない。


2020の大統領選挙は、アメリカの三大ネットワークやCNN、主要新聞は、徹底してトランプ側の情報を遮断し、ネガティブ報道に終始した。現在もそうである。ロイター、AP通信も然りである。「インテリ痴呆症」ここに極まりという状況で、これだけ左寄りだと、プロパガンダを通り越してマスメディア全体主義である。アメリカという国を二分してしまった首謀者はこれら主要メディアである。主要メディアはバイデン一家の中国、ウクライナからの献金疑惑を陰謀論として一切報道せずに今に至っている。証人も物的証拠もあるのにである。選挙前にこの献金疑惑が「普通」に報道されていたら、バイデンは大敗していた。
日本のメディアは勿論一切報道しない。と言うわけで、情報は従来のアメリカ主要メディアの他にNEW YORK POSTやFox News 、大紀元エポックタイムズ、香港大紀元新唐人共同ニュースや、及川幸久さんのYouTube、その他カナダ在住や、NY在住の方々のYouTubeをチェックしトランプや彼の弁護団のツイートなどを参考にして、それらの裏を取っている。
何が起こっているか、その出来事を全く報じないNHKはじめ、各新聞社のアメリカ駐在員、共同通信時事通信などの特派員は何をしているのだろう。沖縄生まれの我那覇真子さんという、若い女性が単身アメリカに渡り、トランプ弁護団を単身追っかけてYouTubeに挙げている。現場でアメリカ国民の生の動きを伝えている。日本を代表するメディア特派員達に彼女の爪の垢でも煎じて飲ませたい。(不正を暴かれたくない左翼が攻勢を掛けてくる、危険だ。大丈夫か?)
今回の大統領選挙は、トランプを再選させないような組織的な不正選挙が行われたと私は信じている。アメリカ主要メディアは、「陰謀論」として片付けるが、考えて見てほしい。その事実が明確に証明されたら「陰謀」を主導したのは、主要メディアとその資金提供者ということになる。隠蔽に必死だ。TwitterYouTubeは、左翼に不利な情報は徹底してブロックしてくるはずだ。
これらを画策した資金提供者は、ウォール街の国際金融資本家、IT長者達であり、民主党員であり、国家の枠を取り払って金儲けをしたいグローバリズムを標榜する権化達である。金に国境はない、ユダヤ資金も、中国資金も大量に流れ込む。Make America Great Againを掲げて戦う、トランプとは相容れない。民主党極左社会主義者と、中国共産党とは親和性がある。
私は、これまでトランプは好きでも嫌いでもなかったが、新型コロナに罹って復活した後、遊説のライブを数本見たが、バイデンとは格が違い、完全に吹っ切れていた。この様子は、日本のメディアでは、「人混みの中でマスクをしない集会」として数秒の報道で終わるので、全く空気が分からない。受信料を支払って「フェークニュース」を見ているのだ。茶番だ!!
今私は、トランプに大統領になってもらいたいと、日本人の一人として強く思っている。
このままバイデンが、強引にスキャンダルを隠し、大統領に選出されると、アメリカ主要メディアやTwitterFACEBOOKなどのSNSの裏勢力が闇から闇へ葬られてしまう。日本では報道されない「BLM共同創設者が11月14日にバイデン氏に見返りを要求」したという記事、「トランプが敗北を認めない場合、アンティファは武装したストリートアクションを開始する」と脅しの報道は一切無視される。上院公聴会TwitterFACEBOOKのCEOが勧告を受けたにもかかわらず、トランプやその弁護団に関するアカウントを「過激」としてツイートを頻繁にブロックしている。い~やな言論統制だ。「悪しき歴史の韻」を踏んでいる。


トランプになろうと、バイデンになろうと、日米関係の基本には関わりはないという、日本の「インテリ認知症」を患っている専門家に申し上げる。事の本質を全く見ていない。いや、見る能力がない。
今回「不正疑惑、不正選挙」を曖昧のままに民主党政権が誕生すると、クリントンオバマ民主党政権からの不正は隠蔽されたまま、歪んだグローバリズムにより、国を社会主義者に明け渡してしまう。反対意見を全て抑圧するような米国のマスメディアは、言論統制を自ら行い、公平な報道とかけ離れた全体主義そのものだ。民主主義を標榜しながら、実は、中国共産党独裁政権全体主義と同じような社会に誘導してしまうことになる。マスメディアの愚ここに極まれり。
日本のマスメディアはもっと陰湿で、節操がないのだが、ここでは省く。
このまま不正選挙の全貌がスルーされてしまうと、民主党は2年後の中間選挙で、もっと強烈な選挙干渉をする。4年後の大統領選挙は、マスメディアも含めたこれら勢力に対抗できないだろう。トランプやアメリカ中間層が求めているアメリカには戻らない。アメリカの左傾化、共産化が進み、分断がさらに過激化する。無防備で、うろうろしている受け身の日本の立場はさらに厳しい。金融グローバリズムと、全体主義中国共産党に完全に挟み撃ちに遭う。

9月15日にアマゾンKindleから「永別了香港」全5巻を上梓した。この物語は33年前からおよそ3年4ヶ月、私が直接間接に香港と関わった期間を時代背景としている。
しかし「永別了香港」で記載した33年前の香港は存在しない。奔放でアグレッシブな香港は地球上から消滅した。当時世界で最も進んだ携帯電話(Motorola2B・作中でヒロイン、アニーの使う携帯電話・写真参照)を操り、日本の外食チェーンがこぞって参考にした活気溢れた香港はもうない。香港を牛耳っていた、大富豪達は、既に逃げ出したか、中国共産党の軍門に降った。そして、「永別了香港」の第5巻に出てくる、CNNの優れた報道精神は今や地に落ちた。
私も香港で実際に打ち合わせをした事があるHSBC(香港上海バンク)は、米大統領選挙不正疑惑の「ドミニオン社」と関わり、中国の橋渡しをしていたという疑念もでてきた。あれだけ自由だった香港は、あっという間に中国に呑み込まれ「窒息」してしまった。
当時、珠海の国営工場視察をしたときの中国労働者の覇気のない顔を見て、こんなに早く中国が覇権国家になるとは思わなかった。しかし、それは日本の親中派の政治家、財界挙げての投資によって急速発展したからだ。中国庶民は、全て共産党のIT情報の鎖に繋がれた。ウイグルチベット、モンゴル、法輪功の弾圧を知ってか知らずか、だんまりのまま生きて、死んでいく。
思えば「永別了香港」の主人公は「利権」のコマの一つだったのだ。「永別了香港」の第4巻でそれに気づいた主人公は、敢然と「損切り」し、日本で家族の幸せのために再起を期す。

中国を豊かにすれば「親日」になるだろうという目論見は見事に外れ、今や中共は武力を撓め「反日」を強めた。このままでは「尖閣」はなし崩しに取られてしまう。しかし、もっと恐ろしいのは、北海道をはじめとして、中国人による土地の爆買いが全国土の2%に及んでいる。実に静岡県全部が中国の手に渡っている。とんでもないことが起こっている。憲法改正はここからだ。
今日の香港は、明日の台湾、そして日本が中国「日本省」になってしまう。
「永別了香港」の主人公は単身、日本の特殊業界と戦い、香港で戦い、そしてどうなったか、最後の5巻に全ての結末が書かれている。最後まで読まないとこの小説の凄さはわからない。ぜひ読んでもらいたい。アマゾンKindleで、全5巻好評発売中です。
                       2020年 12月1日  春吉省吾ⓒ


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詩人 春吉省吾 五十年を経て VOL.77

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詩集「秘(ひそ)やかな出航」を自費出版して、五十年が経った。
何と五十年だ。
時の経つのが無窮と思えた幼少期。十六、七歳の頃は全てに虚無になり、受験勉強には全く身が入らなかった。大学でも群れることはしなかった。日本語にならない立て看板しか書けない学生運動家達に、何ほどのことが出来るのだと思ったものだ。案の定、手のひらを返したように彼等は皆「立派な社会人」になった。左派の学者や作家の考え方はどう考えても浅く、右派のそれも私の肌に合わなかった。どれもがおかしいと思った。しかし、反駁できない……。
そんな薄っぺらな二十歳の軽薄な男が詩を書いた。
序詩に「生まれてから二十年 何としても性根変わらず。」
とあるが五十年経った今も、まさにその通りだ。人は変わろうとして、自分の軸を同心円に廻るのだが、軸となる「性根」は変わらない。そうだとしたらせめて、その円周は、上昇拡大スパイラルでありたいものだ。ずっとそう念じて生きてきたが、なかなかに難しい。
人は生き物だから、生きていれば生臭い。この七十年、何度か呼吸が止まりそうになったし、大病もした。でも死ぬとは一度も思わなかった。何のために生きてきたのかなどと、哲学者然と考えることはないが、かといって漫然と受け身で生きてはつまらない。
無謀にも未熟な詩をアマゾンKindleに上梓したのは、この五十年の来し方を反芻し、七十になった自分自身を、新たに燃焼させて次の作品を生み出すためである。

詩作は二十歳の詩集「秘やかな出航」三十二篇と、その後十年から十二年後の詩作「福島十二景」の併せて四十四篇を掲載した。詩作はそこで停止し、そののち五十八歳で、長編小説「永別了香港」を書いた。六十歳から長編歴史時代小説や、「心身経営学」の基本となる経営書、哲理的随筆を上梓し始めた。同時に、春吉省吾の著作の発表のために一人出版社を作った。決してマスコミに阿諛せず、既得権の権化のような出版流通のシステムに逆らって活動すると決めた。左翼、右翼の双方から嫌われてもいい、国家権力におもねず、事の本質を貫こうと決心した。だが販促活動や流通が限定され、その存在が認知されないので読者は少ない。
しかしこれまで全ての執筆に命を削った。これからもそうだ。
何れこれら作品が求められる時が必ず来ると信じている。私の既作品群、そしてこれから生み出すはずの「物語」は、次世代を担う若き日本の方々へのエールだ。
私の作品を純粋に楽しみ、それが癒やしとなり、思索の扶けとなり、それぞれの立場で事の本質とは何かを考えるきっかけになって貰えれば本望だ。
七十歳になっても、書きたいことが山ほどある。シリーズものや、中編数作、哲理的随筆も書き進めているが、記憶力、集中力、想像力の衰えは、生き物としての摂理だから抗うことは出来ない。
しかし「天才なおもて苦悩す、いわんや凡夫においておや」の心境である。春吉省吾、「無謀」への挑戦である。

無謀と言えば、当時日本の詩壇を代表する先生方に、その作風もろくに知らない若輩者が、「秘やかな出航」の冊子をお送りした。さぞやご迷惑だったろうと、今思うと赤面の至りだ。
西脇順三郎、村野四郎、北園克衛北畠八穂、田中冬二、高橋新吉、近藤東、竹中郁、安部宙之助の各先生方から、全て直筆で、お手紙やお葉書で評価を頂いた。特に北畠八穂先生には、和紙の便箋で心温まる四枚にわたる講評を頂いた。
思想や表現方法は違っても、やはり一家を成した先生方は凄いなと思った。何処の誰ともわからない二十歳の若造の創作の芽を摘まず、大切な時間を使った激励のお手紙、お葉書を頂いた。
それが五十年を経た今も、物書きとしての心の支えになっている。先輩詩人諸氏のような気働きの出来る物書きになりたいと思う。
私は誓う。五十年前の詩集「秘やかな出航」を広く上梓することで、創作の新たな起点とし、一作でも多く、楽しんで頂ける物語を紡ぐことを。
最後に、本詩集をお読み頂いた皆様に、こころより感謝申し上げる。
令和二年十一月一日(我が七十歳の誕生日)
                             春吉省吾

追伸
二十歳の上梓に際して記載した「あとがき」の中で、「金光堂印刷所の社員の方々に……」という記載がある。今は登記だけの会社だが、私の祖父、佐藤金吾が作った印刷会社(創業当時は祖母と二人の印刷工場)である。大正十三年(一九二四年)に創業した。福島市の印刷業の嚆矢である。
現在も登記上存在していて、私が三代目の社長ということになっている。今年で創業から九十六年になる。あと四年経つと創業からちょうど百年になる。その時まで待ち、私の手で登記抹消したいと思っている。それが、我が祖先に対するけじめである。
人生も会社もきっちりと幕引きをして終えたい。
それから、題字は五十年前、私の父が書いてくれた。当時はデザイナーなどという、洒落た言葉のない時代だったが「画工・筆耕」として、ポスターのデザインなども全てこなしていた。その実力はどう逆立ちしてもかなわない。その父も黄泉に旅立ってもう十一年になる。

 

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「秋の遠音」のイメージ動画をYouTubeにアップ

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 10月24日に「秋の遠音」上・中・下のイメージ動画をYouTubeにアップしました。動画とイメージ写真を組み合わせて、上中下巻のあらすじを記載しました。未だ「秋の遠音」をお読みになっていない方、既にお読みになった方もこのイメージビデオをご覧になり、より深く作品を味わうよすがとしてください。8分15秒の長編です。BGMも含めてお楽しみください。上・中・下巻の物語の大きな骨子もテロップにしました。壮大な物語の全貌をつかめると思います。
なお、一ヶ月前にアマゾンKindleに全5巻上梓した「永別了香港」のイメージ動画も、時間を見てアップします。(何しろこのところ、全力で執筆作業をしていますので、時間がないのです)

「秋の遠音」のテーマは
●令和の混沌の今、必然から生まれた日本の大河小説「秋の遠音」。読み進むと知らずに心の襞が和らぐ。生と死と、絶望を乗り越えたその先に、真の命の感動がある。
● いつの世も人倫を太く支えるのは、歴史に名をとどめない者たちである。
「秋の遠音」は、家族を愛し、友を信じ悠悠と生きた、彼らの命の物語である。
● 春吉省吾、四季四部作の最後を締めくくる「秋の遠音」。一人の男の、遠く遙かな道程を描く。我欲の世に、清々しく生ききった吉村春明。彼こそが男の中の男であろう。
●「秋の遠音」の主人公吉村春明を通して、幕末・明治初期の、息遣いが活写されている。
●春吉省吾のライフワーク、長編時代小説「四季四部作」を締めくくる「秋の遠音」。深く大きな余韻と静寂をもって物語は完結する。

混沌とした今を生きている、一人でも多くの日本人に、お読み頂きたい、長編歴史時代小説です。春吉省吾


春吉省吾チャンネル」(「秋の遠音」の動画)はここをクリックしてください。ぜひ感想をお寄せください。

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「秋の遠音」と古河市兵衛  VOL.75

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令和2年6月に上梓した、四季四部作・長編歴史時代小説「秋の遠音」の中で、主人公の吉村春明とはおよそ好対照な生き方をした古河市兵衛について記載する。
立花種恭、屋山外記、塚本源吾、森泰、半蔵、など個性豊かな人物が登場するが、古河市兵衛も「秋の遠音」の中で強烈な個性を発揮する。明治初期の経営者として、功成り名を遂げた一人である。 古河財閥を作り上げたのは皆様ご存じの通りだ。春明と関わった間のことは殆ど書き尽くしたので、今回は、「秋の遠音」以降の市兵衛について記述する。
生糸・蚕種の一大集積地であった福島城下は、古河市兵衛が井筒屋の番頭として幕末の数年活躍したが、その後の商才の基本を養った場所だ。福島県史や福島市史にはまったく記載されずに、福島の郷土史家達たちが見落としていたのは何とも残念だが、彼の名誉のために福島のためにも「秋の遠音」にしっかり記載した。
この後、市兵衞に薫陶を受けた配下の者や、仲間達が福島と生糸蚕種輸出の窓口の横浜を結んで、日本の製糸業界をリードした。
市兵衞の性格は「秋の遠音」大胆で粘着質で、同様な性格を持つ渋沢栄一とは馬が合ったらしい。
市兵衞と正妻の鶴子との間には、子供が出来ず、渋沢の紹介で、陸奥宗光の二男潤吉を古河家の二代目とした。しかし35歳で早世してしまい、その後、柳橋の芸妓・小清との間に出来た虎之助が古河家の三代目となった。この虎之助が市兵衛の意志を継いで、古河財閥を築き上げた。

「秋の遠音」でも、その雰囲気は伝えたが、古河市兵衛、実は、大変な女好きだ。しかしそれに輪を掛けてタチが悪いのは渋沢栄一だ。かの伊藤博文明治天皇に女遊びを叱責されても改めなかったという。明治の有名人の中で、この3人はベスト(ワースト)スリーであろう。
しかし栄一に限っては、明治以降の日本資本主義発展の大御所なので、下半身を言いつのるのは御法度とされた。戸籍上12人が正式な子供としてカウントされている彼等が、その醜聞をもみ消した。渋沢は戸籍にも載らない50人とも100人ともいわれる多くの子供がいたとされる。 もみ消すのは大変だったはずだ。次年度のNHKの大河の主人公のようだが、その部分は大幅にカットされるだろう、本当はそこが人間くさくて本当の「物語」になるのだが……。
渋沢のような人物が一万円札になったり、大河小説の主役になるのだから、何でもありなのだ。 私は、一万円札には二・二六事件で銃弾に倒れた、高橋是清こそふさわしいと思う。
 栄一は汚職デパートの長州閥の親分である井上馨とも上手に付き合い、江戸七分積金などの裏の経済的取引など「清濁全て呑み込んだ」男だ。資金の源泉がなければ、慈善事業は出来ない。
栄一は68歳で、妾に子供を産ませたが、「いゃあ、若気の至りで」と開き直るのだから半端ではない。
人間に英雄なし、人は裏表を持ち、表が輝かしい人物は必ず、その裏も深い闇を持つ。私はそう思って歴史時代小説を執筆している。その闇を痛快時代小説にしようと、「初音の裏殿」を現在執筆中だ。

さて、市兵衛は小野組倒産を乗り越えて、鉱山業にそのベクトルを移し、一度は枯渇したとみられた足尾銅山の採掘事業に邁進する。
ところで、足尾銅山というと、必ず「足尾鉱毒事件」と田中正造(1841~1913年) が結びつく。 
足尾銅山鉱毒問題に取り組み、生涯を鉱毒問題と治水改良運動に関わった人物で、その不屈な意志は私も絶対の尊敬を払う一人だ。そこを誤解しないでほしい。
城山三郎氏の小説に「辛酸」という、足尾銅山鉱毒事件に対して、田中正造の最後の抵抗運動と谷中村の農民の苦悩を描いた物語がある。また「雄気堂々」という渋沢栄一を主人公にした物語も書いている。栄一は市兵衛の足尾鉱山事業の当初からの協同出資者として参加している。いわば敵と味方の物語を一人の作者が書くのである。(実は、事実をきちっと把握しているとその制作活動はそう難しくはない)
作家は、その対象人物に対して、光を当て、どのようにも物語を作れる。そこには当然作家の意志が反映される。しかし歴史の正確な時系列をきっちりと調べ、併せて当時の社会情勢を具体的に正確に把握していることが大前提となる。

今回、小学国語、中学、高校の日本史の検定教科書を数冊見てみたら、必要以上に市兵衛が貶められている。驚いた。既に、体系的に調べている方がいるので、ご興味があればそちらのサイトをご覧頂きたい。「足尾鉱毒事件自由討論会」というブログである。
検定教科書の内容は少しずつ、事実がねじ曲げられている。実に巧妙なねじ曲げ方をしている。 歴史検定を主管する文部省、教科書検定委員の故意改変と言わざるを得ない。
かく言う私も「秋の遠音」執筆にあたって、市兵衛を詳しく調べ始める20年前までは、古河市兵衛は公害の元凶者だと思っていた。しかし、当時置かれた状況は、日本政府の国策であり、それに対して、市兵衛は最善の対応をしていたことがわかった。当然古河の限界もある。
戦後我々は田中正造はヒーローで、市兵衛は「鉱毒王」で、公害をまき散らした元祖のような教育を受けてきた。勿論古河鉱山の公害の責任は逃れられないが、現在の「公害」基準とは当時の状況とは違うのだ。戦後、東京大学を中心とする社会主義の学者達が、格好の材料として、日本の国語教材や、歴史教科書を「検定」と称して、正確でない記載をしている。
それらの誤謬(故意か調査不足かはわからない)がいつのまにか「事実」になって反証されずに、義務教育の教科書となり、我々の頭に長年刷り込まれ、どこか変だなという事すら想像できず、思考停止になってしまった。
調べていくとわかるが、足尾銅山鉱毒問題については、既に江戸時代の中期から問題になっていて元文5年(1740年)の文献にも
渡良瀬川にて鮎漁のことつかまつり候えども、足尾銅山でき候後、鮎取り方少々に相成り……」と既に鉱毒がでていたことがわかる。江戸期の足尾銅山の最盛期は1860年代だが、廃坑同然の鉱山に目をつけ、市兵衛が足尾銅山の経営に着手したのは明治10年(1877年)で、数年間は全く成果が出なかった。ようやく明治14年1881年)に待望の有望鉱脈を発見。その後、探鉱技術の進歩によって次々と有望鉱脈が発見された。しかし、公害に対する認識などない時代で増産を続けた。
明治政府は明治30年(1897年)に公害防止工事を古河に命令し、当時考えられる技術を投入し鉱毒予防工事も、当時の金額で100万円もの巨費を投じて、鉱毒除害工事を実施し、被害民の損害も賠償してきた。
しかし、江戸期から150年も続く鉱毒の堆積は、水害が起これば、忽ち渡良瀬川に流れるという悪循環が繰り返された。
被害者から見れば、それは不満なことにはちがいないのだが、現実の悲惨さ故にいたずらに事実を過大にしてはいけない。正造であってもそうである。
正造は国会への質問書にこう記した。(明治34年3月23日)
「予防命令なるものは一つも事実に行われるものなし。ただ足尾銅山の工事は人目を幻惑し、……人民請願の口術を塞ぎ、加害者の悪事を増大ならしめたるのみ」
これら正造の言葉は、政府と古河に対して正確な言葉ではない。政治家正造の誇張の言葉だ。
戦後、イギリス人のケネス・スプリングという日本文学研究者が、1946年連合軍の一員として来日し、後に田中正造の事を調べ、田中正造の生き方に心酔し「田中正造伝」を書いた。そのケネスであっても、正造の質問文を引用してこう批判した。
「ここの所で、正造が政府と古河に対して公正を欠いているのはほぼ確実である。なるほど工事5年間、改善されたきざしがほとんど、というかまったく見られなかったことは事実だ。しかし明治35年(1902年)には鉱毒は急速に減少し始めたのであり、その原因の少なくとも一端は、明治30年(1897年)の政府の予防命令によるものであった事は間違いない」
ストロングによれば、明治35年の大洪水の後、新しい肥沃な土壌が、それまでの鉱毒被害地の一面を薄く覆っていたと記載している。イギリス人の覚めた見方こそ、正しい歴史の認識だ。
市兵衛は、明治36年1903年 ) 4月5日にその波乱の一生を終えたが、無念の思いもあったろう。
 
明治28年に博文館という出版会社が、総合雑誌「太陽」を創刊した。日本で最初の、評論を含む総合雑誌で、大正前期まで「雑誌の王様」と言われた。その「太陽」で、創立12年記念として明治32年に「明治12傑」という特集を行い、全国の10万人の読者に呼びかけ、大冊に纏めた。政治家・文学家・科学家・軍人・教育家・法律科・医家・美術科・商業家・工業家・農業家という分野で、それぞれに順位をつけたが、全ての分野での得票順位は、
古河市兵衛 23,782票 ②伊藤博文 20,394票 ③ 大隈重信 19,291票 ④福沢諭吉 18,422票 ⑤ 鳩山和夫 18,006票 ⑥加藤弘之 17,141票で、渋沢は15,485票であった。
今は有名になった田中正造鉱毒事件で時の人であったが、当時の国民には人気がなかった。
国民は馬鹿ではない。堅忍不抜の資質を高く評価した当時最大部数の経済雑誌「実業之日本」は、
古河市兵衛氏も(足尾の鉱毒)決して放任する精神はない由で、いよいよ実行できる範囲内で救済策を講じることにしたようである」と記述している。(明治34年12月1日)
これは、先のストロングの伝記記述と一致する。
また、市兵衞は前述した様に、陸奥宗光渋沢栄一とは親しくしたが、それ以外の明治の政財界の人物とは殆ど付き合いもなかった。市兵衛の死後、息子の虎之助は、当時内務大臣だった原敬に懇請されて、五年間で105万円を3つの大学設立の為に寄付した。1つは、札幌農学校から東北帝国大学農家大学、後の「北海道大学」の設立資金を拠出し、また現在の「東北帝国大学」も古河が26万円を寄付し、宮城県の15万円の、計41万円で設立され。結果的に国費なしで創設された。また「九州帝国大学」も古河家の寄付によっている。古河家の寄付がなかったら三大学の設立は、大幅にずれ込んだか、設立不可になっていた。
市兵衛の人格は、虎之助を通じて、きちっと伝わったのである。
「秋の遠音」を通して、私は市兵衛の為人をしっかりと書いたつもりだ。
私は市兵衛を等身大の男として書くことを主眼とした。彼を書いていると、やることをやってもなお「鉱毒王」という看板を背負わされ、じっと耐えた市兵衛の心情を思う。そしていい加減に批判する者達に、私は腹立たしさを覚えたものだ。
私は、作家として古河市兵衛という男を「秋の遠音」の中で、活躍させることが出来て誇らしく思う。「運鈍根」(成功するには、幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さの三つが必要である)という信念を貫いた、若き古河市兵衛を描いたのは、春吉省吾だと胸を張りたい。

特記すべき事は、当時の日本国民は市兵衛のことを正しく評価していたことだ。人間は常に刷り込みを受けると、物事を正確に把握することが出来なくなる。例えば新型コロナの情報など、新聞や地上波テレビの情報を見た限りでは、その不整合に頭をかしげる。中途半端な知識を振りかざして情報発信する側は、その責任の重さなど一切お構いなしの「マッチポンプ」の面々だ。我々はそれに対して、しっかりと正確に事の本質を掴む勉強をしなければならないのだが、そういう勉強する「場」がないのもまた痛恨事だ。
          2020年10月20日  春吉省吾ⓒ

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「永別了香港」秘話と今そこにある危機 VOL.74

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「永別了香港」全五巻が、9月15日にアマゾンKindleから出版する事になりました。私の長年の意志と意地が実りました。
アマゾンKindle版として「冬の櫻」改訂新版全四巻も既に発売中ですが、多くの人に読んで頂くためにAmazonアンリミテッド会員には、「永別了香港」も「冬の櫻」も無料で購読できるようにしました。日本語が理解できる世界中の人達に、そして、日夜第一線で厳しい環境のもと、働いている日本の若い方々にぜひ読んでほしい物語です。
私は「永別了香港」を、Nonstop Entertainment Novel 「絶対小説」と定義しました。どこを読んでも満足できる小説、それが「絶対小説」で、所謂「全部入れ」です。全体が原稿用紙で3600枚を超しますが、そのボリュームにかかわらず、一気に読んでしまうでしょう。
従来の「小説」の概念を破り、純文学的筆致で、異端の「ラブストーリー」、経済小説推理小説、紀行小説、さらには哲学的な要素を持たせ、日本の特殊業界の裏側を抉ったノンフィクション、日本で報道されていない天安門事件の側面も記述しています。その間の三年四ヶ月にわたる、主人公の人間的成長が物語の柱です。
従って全体の構成は、謎解きも含めて、一度読み始めたら止まらなくなるような、多面的な工夫をしています。これは実際、作家の力量が問われますが、「とにかく面白い」と言わせる自信があります。

「『永別了香港』本文中の登場人物は全て架空の人物です。また組織名、企業名なども全て架空のものです」と断っていますが、万一、会社名などが実在すると面倒なので、敢えて架空の物語の中に、主人公の名前と会社名は実在する名前をつけました。作者の覚悟です。
また「永別了香港」では「性」の描写は不可避でした。勿論、興味本位で追いかけるのも大歓迎です。それらの描写は、上海生まれの女性、アニーという苛烈で激烈な半生を生き抜いてきた心の移ろいと、その深淵にある呪縛が次第に解放されていく過程を描いています。結構深い。
香港の街は全て当時の所在の通りに記述しています。一度でも香港を訪れた方は30年前の香港が、文字から浮かび上がってくるはずです。香港啓徳空港や、旧中国銀行の建物など、今は存在しませんが、当時を思い起こして自由都市香港を懐かしんでください。
また、香港ならではの様々の「食」を描いています。香港人の食に対するエネルギーは、度胆を抜かれます。普通の観光ではおよそ体験できない様々なお店やマーケットの賑わいなどを、この小説からも感じていただけます。
しかしその香港のエネルギーは、今や中国共産党に蹂躙され「自由都市香港」の未来は厳しいものがあります。今日の香港は明日の台湾、そしてこのままだと、日本も危ないのです。ノー天気で、自分の頭で考えないと、中国共産党の策略に足下をすくわれてしまいますよ!!
親中派自民党議員や、中国市場に秋波を送る経済団体や大企業。批判も出来ない野党、中共プロパガンダかと思われるような新聞・マスメディアの方々へ、謹んで申し上げる。
「拙著をお読み頂き、併せて『韓非子』や『孫子』などを熟読されたい」。
中国共産党の抗日幹部として活躍していたアニーの父のこと、香港の裏社会と中国本土との様々なネットワーク、天安門事件に対しても、香港人達が先頭に立ち「平和運動」をするその行動は丹念に描いてあります。天安門事件に対する香港人の行動は、単に人権問題だけでなくもっと複雑です。中国共産党の描く政治的な「中華思想」と、中国本土と香港人が描く「中華思想」、さらには、日本人との思考回路の相違も、この「永別了香港」を手がかりとして、歴史と地勢を組み合わせて考えるきっかけにして頂ければ良いですね。日本が香港を占領していた時代のことは、この小説で、主人公が「香港ジョッキークラブ」を訪ねた時のやりとりに集約されています。

「永別了香港」は、独りの男が3年4ヶ月にわたって、体験したその成功と挫折から、「何か」を掴み取り再び這い上がろうとしているところで物語は終了します。終わりからの始まりです。
人間とは何だろう、生きるとは……、男と女、親と子、家族とは、組織と個、民族と国家など様々なテーマを楽しみながら考え、最後の一語まで夢中になってお読み頂けるはずです。
時代小説も、哲理的随筆も、「密やかな出航」のような詩も「永別了香港」のNonstop Entertainment Novel 「絶対小説」も、全て春吉省吾の人格の一部です。はっきり言わせて頂くと日本の作家然、学者然とした方々とは違い、いろんな「筆」を使い分け、使いこなし、自己の哲学をわかりやすく様々に表現できる者を本当の「物書き」だと申し上げたい。「物書き春吉」とはそういう意味で使っています。
          2020年 9月20日  春吉省吾ⓒ 
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